切れないハンドル

お酒と結婚したいアラサー女は今日もまっすぐ歩けない

黒歴史のもたらすもの

黒歴史の多い人生を送ってきました。

大まかに言うと、10代は”中二病時代”、20代は”サブカル時代”。

今でも思い出すと「ホンギャア!」と叫んで枕に顔をうずめてバタバタしたくなるくらいの黒歴史

それらがトラウマすぎて、これから何か新しい事に興味を持とうとしても、「その趣味をやっている自分に酔ってると思われないか」とか「周りから見て痛いと思われないか」とかくだらない事を気にしてしまう悲しい性分が身についてしまった。

これ以上黒歴史が量産されたら、私の心は耐えられないもの。

思い出したくもないけど、とりあえず”思春期”と”椎名林檎”は《混ぜるな危険!》だったよ…あああ…

 

下手したら地獄のミサワみたいになってたと思う。

そういう時期から脱出するきっかけは、自分と同類の人を見た時に「ホワァ~!なんか恥ずい!ムズムズするぅ~!」と感じ、私も同じだ…ヤベーな…と急に我にかえる。

 

人と違う視点を持った独創性のあるアタシ☆に酔いやすいんだろう。生まれつき。

今でもたまに「ちょっと人とは違うアタシ☆病」の症状が出そうになるけど、気をつけています。

どんなものであれ、流行物を見下す悪い癖というか。

エグザイルが好きな人はきっとヤンキーだろうと決め付ける偏見とか。

 

流行っていてもいなくても、自分の好きなものを自分のものさしで楽しめる人がきっと、良い個性を持ってる人なんだろうなって今では思う。

他人との差別化=個性 ではないよね!

今の私はなんでも受け入れちゃうよ!カラオケで妖怪体操も踊っちゃう!

アナ雪の話を振られたって、顔をしかめたりしない!

 

個性を追い求めた挙句に黒歴史を量産してきた私としては、チョー普通の人間に憧れる。

そして「今後黒歴史にならぬよう」「ミサワっぽくならぬよう」「これやってるアタシ、イケてる☆とならぬよう」というような事ばかり考えて、何か新しい事を始めることを躊躇しだす。

トラウマ級の黒歴史のせいで過去に蓋をした上、これから何かをするにしても後々で黒歴史にならないようにとか余計な事を考えてしまい新たな一歩が踏み出せない。

調子こいた行動を取ると、大抵あとから後悔するので。

 

そうしてできあがったのが淡々と日々をこなすだけの無趣味な人間である。