切れないハンドル

お酒と結婚したいアラサー女は今日もまっすぐ歩けない

田舎のデート事情

なんせ田舎に住んでいるもので、こちらではいい感じになった男女が必ず行く場所がありまして。それは夜景スポット(山)なんですけど。だいたい男性が女性を口説くときかカーセッ○ス目的で行くわけです。例外としては若者が数人でわいわいと夜景を見に行くこともありますけど。

だいたい、18歳になって自動車の免許を取得し中古車を購入した男子はお目当ての女の子を助手席に乗せて夜景スポット(山)に行くんです。それが最高にロマンティックでイケてるんです。ちなみに私が住んでいる地域には3箇所ほど定番の夜景スポット(山)があります。

私も10代の頃からよく連れて行かれたものです。実を言うとこの歳になってもたまに連れて行かれるわけです。私はそこでカー○ックスをしたことはないんですけど、夜景が綺麗に見える地点に着くまでに、窓ガラスが真っ白に曇っている軽ワゴンがたくさん路駐してあります。うげげ!

 

というわけで、地元に3箇所しかない夜景スポットに10代の頃から連れて行かれているわけです。同じように男性も10代の頃から女性を連れて行ってるはずです。慣れた運転で細い山道をスイスイ登っていくんですね。

で、絶景スポットで車を停めて夜景を眺めるんですが、

「この景色3億回くらい見た。」

って言いたくなるんですね。

でも一応「わぁ…キレーイ…」とか言うんですけど、そのあとに言葉が続かないんですよ。正直、ドライブ中に見慣れたルートに突入した時点で「あぁ、また夜景か…」と若干テンションが下がっているわけです。ここまでくるといいムードになんてならないです。多分男性の方も見飽きてるし、こちらのテンションがそこまで上がってないことも勘付かれるから。夜景を見るといっても5分ともたないです。しばらく無言になったあと「よし、もういいよね。下りよう」ってなります。微妙な空気になるのでもうやめませんか、夜景。それよりデニーズでビール飲もうや。

 

と思いながらも、気になっている人に連れて行かれると「そのベタなところが可愛い~!」とか思ってしまうよね~。恋って不思議~。