ちょっとした文明開化
彼はお外で遊ぶのが好きな人。対して私は用がなければ限界までお布団の中で生きる人なのよ。休日は布団とトイレの往復。おんもに出とうない。
珍しく休みが合ったのでデートだ!と思ったらキャンプに行こうって言われたんですよ。キャ、キャンプ…?キャンプって何…?って感じだったんですけど、とりあえず興味本位で着替えだけ持ってのこのこ付いていった。
キャンプ場でテキパキとテントを組み立てる彼は男子力の塊でした。私は彼が用意してくれたイスに座ってぽかーんと眺めていたんだけど、これはいけない!と思って「何か手伝うよ」と申し出たら「うーん………」とね。はい、見るからに役に立ちそうにないですね私。申し訳程度に出来る限りのお手伝いはしたけども。
しかしテントっておもしろいね。数本の棒と布だけで家が建った。住めるやん!と思った。とても気に入った。秘密基地みたい。テントのほかにも彼はUVカットの屋根のようなもの、、タープ?も設置してくれた。紫外線は私の天敵。ま~た男子力を発揮しよって。この気づかい、女性とのキャンプに慣れてるのかしらね!
引きこもり体質にはテントのほど良い狭さが心地いいのかもしれない。永住したいと思った。テントがあればおんもも怖くない。(いつのまにか撮られてた写真)
ひるま+おんも=おさけがおいしゅうございます。(いつのまにか撮られてた写真2)
夜中のピザ。音楽をかけてまったり。(食事は全て彼に任せましたてへぺろ)
焚き火が楽しすぎた。火を眺めるのってなんでこんなに楽しいんだろう!焚き火大臣と化した私。薪1トン持ってこい!燃やし尽くしてやるわい!と夢中になっていたのですが慣れない野外活動の疲れで何度か寝落ちしそうになったのでしぶしぶ終了した。
テントに入って寝袋を渡されたところで記憶がぶつりと途切れてる。朝、テントの外で彼が誰かと談笑してる声で起きるまで超ぐっすりでござった。意外と寝れます、テント。
結論。
キャンプ楽しいわ。
私はひたすらお酒を飲んでただけなんだけどさ。また行きたいと思った。
荷物を運ぶためのリヤカーに交代で乗ってドナドナを歌ったり、子供にまぎれて川に入ってみたり、軽い気持ちで履いて行ったスエードの靴が朝露でぐっちゃぐちゃになったので日向に干しておいたら蝿に集られて「ノラ子の足くさすぎwww」と二人で爆笑したり。これがRYE MASHさんのいうストロングバカデートなのかも。
しかし虫がすごい。
虫といえば、帰り道、山の中のお蕎麦屋さんで”蜂の子”を食べました。店員のおばあちゃんが好意で出してくれました。ありがたかったけど完全に”蜂と幼虫の死骸”です。キャンプであんなに頼もしかった彼は「俺ムリだから…」と。せっかく出されたものなので残したらいけないと思い、心を無にして栗ご飯で流し込みました。食べるのに必死すぎて写真撮るのを忘れたぜ。気になる方は画像検索してみてください。
しかし隣のテーブルにいた地元のご夫婦に「うっわぁ~…あなた蜂の子食べれるんだぁ…!?」って言われました。地元民でも食えないのかよ!地元民ですらドン引きしてますやん!と思いました。おわり。