切れないハンドル

お酒と結婚したいアラサー女は今日もまっすぐ歩けない

恋の始まり

が、一番楽しい。

と思うのは私だけだろうか。
付き合う直前のあの空気。お互いの好意は丸出しなのに、決定的な言葉がまだないから恋人とは言えないときのあの空気。両想いなのは確定なのに付き合ってないっていうあの短い期間。
 
夜中に電話があって「今からちょっと会えない?」とか言われて慌てて軽く化粧をしてバタバタと待ち合わせ場所に行って、ほんの一時間くらいおしゃべりだけして家に帰って、ほんわかしながら一人で眠るときのあの気持ち。
「明日も仕事でしょ?」「早く帰らなきゃね」とか言いながらいつまで経ってもお互いグズグズモジモジしてなかなか帰れない、ハイパー名残惜しいタイム。
いざ帰ろうとするとき、心の中で「帰りたくないでござる!帰りたくないでござる!」と絶叫しつつも、涼しい顔で「またね。」とか言っちゃう自制心。
日付が変わる前までに家まで送り届けてもらったのが物足りないと感じながらも、その誠実さが嬉しかったり。
かかってきた電話を取るときにいったん深呼吸してから余裕しゃくしゃくな声で「どうしたの」なんて平静を装ってみたり。
 
私はこの期間が一番好きだったりする。ロマンチックかよ!
付き合ってからも幸せだけど、付き合う前のこの、よそ行きな雰囲気がたまらなく好き。この期間ってなにか特別な脳内物質が出てると思う。あとなんらかのホルモン。多幸感ハンパないもの。どきどきそわそわして心臓には負担がかかってそうだけど。
 
 
それはともかく芋焼酎おいしいなぁ。800円で買えるぬくもり。